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2007年11月18日

翻訳ソフトと機械翻訳

現在では機械翻訳(machine translation)はソフトウェアによって行われ、その意味では「機械翻訳 = 翻訳ソフト」である。しかし、機械翻訳の概念はコンピュータより以前に存在する。コンピュータ翻訳と言わずに、機械翻訳というのはそのせいであろう。しかし、機械翻訳という表現は、人間の主体性が低く、ともすれば「機械が最初から最後まですべて翻訳する」という印象を与えがちである。これは、「翻訳作業支援ツールとしての翻訳ソフト」の理解の妨げとなることもある。そのため、機械翻訳という表現を避けて、「翻訳ソフト」と言い換えることを勧める人もいる。

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冨を「引き寄せる」科学的法則

日本語訳

日本語訳(にほんごやく)とは、日本語以外の言語による文書や会話などを日本語に翻訳(通訳)すること、また翻訳された文書や音声記録をいう。和訳(わやく)、邦訳(ほうやく)などとも言う。

ひとたび日本語訳を行えば、日本語以外の言語に通じていない者であっても、日本語が理解できればその文書や会話を理解することができる。歴史的に、日本と他国との間で、交易・外交・文化交流・渡航など国際交流の度合いが増すにつれて、当該他国が日本語を用いている特殊な場合を除き、日本語以外の言語にて書かれた情報が日本に流入してきた。しかしながら、当該言語を理解する能力を有さない場合には、それを理解することができないため、広く一般に当該情報を理解できるようにする上で、日本語訳の持つ意義は大きい。

古くは漢文で書かれた文書を訓読する方法が日本語訳と考えられ、江戸時代頃にはオランダ語の日本語訳が行われた(『解体新書』など)。開国後の明治時代には、ドイツ・フランス等欧米の文化文物の日本語訳がさかんに行われ、そうした翻訳で得られた知識・技術は日本の文化に大きく影響を与えた。第二次世界大戦後には、アメリカ合衆国からの巨大な影響を受け、英語からの日本語訳が著しく多くなった。また20世紀末のインターネットにより国際間での情報の流通が比較的自由になされる現在においては、取得可能な情報としては英語で書かれた文献が多い。

直訳

直訳(ちょくやく)とは、別言語に翻訳する際に原文の文法と単語を忠実に再現する手法である。これは、原文が意図した概念や構造をそのまま残すことができる点で論理性が重要視される文献には重宝される。対して、文学作品のように語感やニュアンスを伝えることが重要である文献では、原文の文法や単語にとらわれずに、意味するところ、意図するところを再現する手法、つまり、意訳が必要となる。

翻訳

異なる言語間で意味を翻案するなかで、特に記述された文章を多言語で記述する作業を翻訳と呼ぶことが多い。一方、話し言葉(音声言語)を別言語に置き換える作業は通訳と呼ばれる。

専門用語をはじめとして、翻訳には専門知識が必要とされることが多く、多くの翻訳家 は専門の分野に特化している。例えば、契約書の翻訳においては関連する法令に通じている必要があり、自然科学系の翻訳においても各分野特有の用語や先端知識に通じている必要がある。このように付随する知識が必要な分野では需要が高くなる。特許や仕様書、マニュアルといった技術情報を翻訳する、いわゆる技術翻訳と呼ばれる分野に携わる者は、翻訳家と呼ばずに 翻訳者 と呼ばれることがある。

翻訳はA言語からB言語へその言語間で対応する語彙を用い、対応する文法を用いて翻案することが多い。しかし、それだけでは成り立たない場合、文章中の個々の単語の対応にこだわらず、意味だけを移す作業が行われる。これが、意訳と呼ばれるものである。なお、翻訳によって誕生した文学作品のことを翻訳文学と呼ぶ。

このような両言語から対応する語句を選定する作業において、単語は言語間で一対一対応をしているとは限らないことが大きな問題となる。つまり、言語A では一語で表される概念が、言語B では複数の語(複数の概念)にまたがっていることが問題となる。これは、文学作品でのニュアンスや語感の再現や、言語による色の表現などで顕著になる問題である。

例えば、虹の色ですら、日本で7色にわけるのに対し、他国ではもっと少ない色数である。また、日本語で "青" と呼ばれるものに緑色の植物や信号灯が含まれるのも、単純に単語を置き換えることができない顕著な例である。このような一対一対応がないという問題は、機械翻訳の実現が単なる単語の差し替えでは不十分であることにもつながっている。

また、A言語からB言語へ直接翻訳を行うことが何らかの事情により困難な場合には、重訳という手段がとられることがある。A言語→X言語→B言語、という風に、いったん他の言語に翻訳された版を参照し、さらに他の言語へ重ねて翻訳する方法である。たとえばアラビア語文学作品の日本語版を出版する際に、まずアラビア語の原書から翻訳された英語版があり、その英語版をもとに日本語版に翻訳する(アラビア語原書→英訳、英訳→邦訳)というような具合である。

これによって、直接原書(アラビア語)を読めなくても他言語を介することで翻訳することが可能ではある。しかし、先の概念の一対一対応がないという問題もあり、伝言ゲームのように誤訳や概念の解釈の相違が重なって、原語に記されていた概念からかけ離れた単語に翻訳される危険性をはらんでいる。

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